ぐったりするとはこういうことか

抗がん剤ＡＢＶＤ療法２回４日目(1-day18)

かつてこれほど「ぐったり」という表現が似合う状態になったことがあるか。
起床時間、アナウンスに起こされる。目覚めた瞬間「ああ、疲れた」
たっぷりぐっすり眠っていたのに、なんなんだこれ。

全身疲労、倦怠感、起き上がるのもおっくうだ。トイレに行きたくなってもいっぱいまでガマンしちゃうくらい、動きたくない。ベッドの上で、ただぐったり。
数日間けっして止まないHakike。大波小波、昨日がいちばんきつかったろうか。九州から東京までのフェリー33時間乗った時のことを思い出す。どこにも逃げ場は無く一時停止なんて休憩も無い、ひたすら続くHakikeの波。どうか、どうか早く行ってしまえ
超神水を飲み干して一晩中苦しむ悟空の姿が目に浮かぶ。ヤジロベーが隣で「無理だって！吐き出しちまえ」と叫ぶ。体はまさしく拒絶反応。しかしこの苦しみを乗り越え克服し自らの力で支配しなければ、次の世界には進めない。…ってああ、もう！
どうか最長老様みたいな人が出てきて、柔らかく手のひらをあててズィッと一瞬で終わらせてくれないもんか。「私はただのきっかけを与えたにすぎません」って。くっそう悟飯のやつめ、楽しやがって。ずりーぞ…ああ、もう！