2011年12月14日水曜日

ダス!

抗がん剤ABVD療法1回10日目(1-day10)

お通じの話。
こんどはカタカナで表記させていただきます。ダス!

Hakikeを乗り越え、食べられるようになったら当然、次の課題は「ダス!」
だいぶ回復してきた今ならはっきりわかる、胃腸がすごくダメージを受けている。



昨日から新たに「胃痛」が少し出始めた。
なんだろうと思ってたけど…たぶんお粥から粒ご飯に戻したり、食べる量が増えてきているのに消化機能が追いついてないんだろう。
体重は戻していきたいけど、あせるのもキケンだ。
Hakikeの胸焼けと胃もたれでしんどい上に、腸までが詰まって張ったり下ったりしたら最悪だ。



元々、これまで便秘に悩まされたことはほとんど無くて、下したり腹痛が出たりということのほうが経験多いです。他が元気な時だって、それで体調のリズムがかなり狂うんだから、治療中の今そんな事態に陥るのは避けなければ。


さて現状を言うと、ダス!のはわりとうまくいっています。
かなり警戒していたおかげかなー。
副作用で便秘が起きるのは周知なので、先生も最初から下剤を処方してくれました。
「マグラックス」食事ごと1日3回の錠剤で、自分で調節可。
ブツを柔らかくする、という作用のものらしい。
「下剤」というと強引に排出させるような、体に悪そうなイメージだったけどこれは穏やかで使いやすい。弱った腸でも通りやすい柔らかさにして、ダス!ダス!

もちろん使いすぎれば、デル!デチャウ!になるのでペース配分が大事。
このへん、入院生活では大も小も回数を毎日申告することになっているので、必然的に記録を取るようになったのは自己管理にも多いに役立っています(^^)

小のほう…はあまり難はないけど「水分は積極的にとってください」と先生に言われた。水分が少ないと腎臓に負担がかかるらしい。抗がん剤の濃度が上がるから?
やっつけたがん細胞をとっとと排出するため、というのもある。
水分をとってたほうが、副作用の出方も穏やからしいし。

ただ「水分ならお茶でもジュースでもなんでも構わない」とのことでお安いご用と思っていたけど、特にHakikeのひどいときにはかなり意識してないと取れないもんだと判った。
ひとくちふたくちならミネラルウォーターでいいけど、味覚もおかしいからコップ一杯となるとマズイ(>_<)

スポーツドリンクとか果汁が飲みやすくてカロリーにもなるから良いと思ったけど、口の中がすぐにベトベトするし。

でも確かに、飲んだら飲んだだけ出てくるもんだなと実感。飲んで飲んで、ダス!ダス!
色も健康バロメータとして実にわかりやすい。
抗がん剤やって最初のうちは、ドキソルビシンの赤い色が鮮やかについている。
自分の場合そこから濃い茶褐色になり、今はだんだん透明に近づいてきた。

普段は意識しなくても勝手に保たれる体内の機能・活動と向き合う毎日。
人のカラダって本当によくできてるなあ。
でもだから、無理させておかしくしちゃったら大変なのだ。

「体を壊してしまう」という言葉の意味が、ようやくわかった気がします。

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