ずるずると落ちてくる。
しかしとっても高性能なのでヒモが内蔵されている。
ヒモをひっぱって結べば落ちてこない。
しかし残念ながらヒモをほどかないと脱げない。
トイレに行く度にほどいてまた結ぶのはめんどうだ。
そんなことに煩わされているほどヒマではないのだ。
絶妙な長さでヒモを結ぶことにもチャレンジしてみた。
うまく着脱できて、かつずるずると落ちない長さ。
うーん、無理だ。矛盾している。
ていうかそれを可能にするためのゴムだったのだ。ゴム偉大!
そんなんで、いまのところズボンはずるずるしている。
以前、知人から「几帳面」と言われたことがある。
はたしてこの姿を見ても同じ評価をいただけるだろうか。
「ヘンなところでいいかげん」と言われたこともある。
たぶんこの評価は似合っている。
「きっちりしたい」と「めんどくさい」が天秤にかかって、
その時その中身の何かの要素でどっちかが勝つのだ。
治療が始まってから、感染症対策はずいぶん気を使うようになって
「このまま潔癖症になったりして」なんて思ってもいたけれど、
幸か不幸か、ほどよくルーズに落ち着いている。
人間の優秀なところだ。えへん。
...そうか。ヒモをゴムひもに交換すればいいのか。
でもめんどくさいなあ。
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