2012年2月17日金曜日

尊敬するスペシャリストの方々

抗がん剤ABVD療法5回8日目(3-day08)通院日

採血の時に「この固いところの少し手前からとらせてくださいね」と言われた。
はい。と答えてから、ん?何が固いんだろう。やっぱり血管そのものが固くなっている?
看「そうですね、たぶん治療で点滴などされてると思うんですけど…」はい、さすがです。
で触って分かるんだ…感心するのと同時に自分の血管の状態を知ってちょっとがくん。痛みはだいぶ無くなって曲げ伸ばしできるようになってきたんだけど、なー。



診察。今日の白血球数2500。
まあまあ、かな。
まだ下がるかもしれないので、グランを注射して4日後に再診することに。

帰りに、実家近くの薬局へ。
毎回ではないけれど、ここがかかりつけっぽくなってきた。
薬剤師の数が少ないのでほぼ毎回同じ人にあたる。最初はあまり愛想の良くないおばちゃんという印象だったけど、薬の事ちょこちょこ質問したりしてたらけっこう色々と見識のある方で。
今日は胃腸具合の話題から「足を温めると良い」というアドバイスをいただきました。
それも厚手の靴下をはくとかいう保温のレベルではなくって、タオルでぐるぐる巻きにしてドライヤーであっためるんだとか。足が冷えていると、足を通って冷たくなった血流が腹を冷やしてしまう。なので、血液そのものを外から温めるのだと。体温が下がるとき、体はまず心臓とその周囲を守ろうと熱を集中させるので、腹は後回しになってしまう。といって腹を直接暖めようにも、胃腸の周りには脂肪のガードがあって伝わりにくい。なるほど、実感にあっている。腹巻でもしてみようかと考えていたけど、この足温め作戦をまずやってみよう。
ついでに。がん細胞は低体温の環境を好むので、体を温めるのは治療の面でも有意義だそうな。
「これらは漢方の考え方なんですけどねー。あと、がんはアミノ酸が苦手なんですよ」 がん細胞は多量の糖を必要とするので、アミノ酸ばっかりだと活動できなくて困るんだと。おお、「解糖系」と「ミトコンドリア系」の話だ。つい最近読んだ本にも出てたからよく分かる。

こういう話、医師からはあまり出てこない。職種の違いなのか個人の違いなのかはともかく、違う角度や補足の知識をいただけるのはすごくありがたい。そういえば入院中も薬剤師の先生は相談しやすかったな。薬剤師、という存在が身近になってきました。


おやついろいろ、お試し中。

1 件のコメント:

  1. 勉強になりました。
    あたしもやってみよー

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